三夜に渡って放映されたが編集が素晴らしいせいだと思うが、一度見たはずの場面が、どれもが新鮮に感じられた。あの場面この場面どれもこれもが、もう一度見たいと思わせるものがあった。登場人物の一人一人が役柄を見事に演じ切った名作と評価される事になるに違いない。
明治維新の舞台裏で、こんなに熱い人間ドラマがあったことを知った。大政奉還という政治のウルトラCは、慶喜という政治リーダーの卓越した決断に負うところも大であったが、実は愛する人を戦禍に巻き込まないという強い意志を持った人間達が狡猾な政治家を動かしたというのが歴史の真実だったと思われる。
坂本竜馬が刺客に倒れ、西郷を急先鋒とする倒幕派との対決を決意する勝海舟、そして徳川の存続に命を賭けると宣言した篤姫、それに呼応した和宮。
これから展開するドラマは政治の不条理に対決し守るべきものを守り通した人々の素晴らしさを描いてくれることだろう。
11月に入った。会社のエコホリデー(4日)、文化の日(3日)も入れて4連休。守るものは身近にあるということを思い知るのにいい機会になりそうである。
NHK大河ドラマ「篤姫」を毎週見ている。幕末における徳川家の浮沈を徳川家内部の物語として描いた作品で大変面白い。歴史に残る偉人と呼ばれる登場人物達の意外な一面を見る事が出来る。日本が激動した時代。徳川家、天皇家、薩摩島津家の内側に居た人たちと歴史の表で活躍した人達が、あの時代をどう生きたかが判る。明治維新に至る歴史の裏側を知る上で、出色の作品だと思う。
場面は、いよいよ慶喜が将軍後見職となって再登場する。坂本竜馬、勝海舟らを交えて、篤姫とどんなやりとりをするのか本当に楽しみである。
猪瀬直樹の新書版になった最新著作を読んだ。戦前も戦後も日本は、優秀であるはずの官僚機構が機能不全に陥り失敗するのは何故か・・・?を解き明かした本である。重大政策の決定が徹底した論議を尽くして行われず、身びいきや内輪の都合や、その他諸々の非論理的帰結により為されて来たことが論じられている。あの石破議員も推薦しているので、アマゾンですぐに取り寄せて一読した。
戦争遂行に必要な石油を確保しこれを安全に輸送するためのシミュレーションと道路拡張に必要な予算シミュレーションが国益を死守するという大目的に向けて行われるのではなく、陸軍省や国土交通省という一組織の延命の論理でもって行われたことが立証されていた。
意思決定者たるものの器量が問われる時代である。政治に最も求められるものは、空気に流されない事実に基づいた質の高い議論による政策決定である。安倍 対 小沢の対決の行方は、こういう視点で眺めてみると判りやすい。
司馬遼太郎の代表作と言われている大作を読み終えた。文春文庫で全8巻。1999年に文庫の初版が出て今回買い求めたものは第20版である。名著との評価も高い。作者の40代の10年がこの作品に費やされたということである。
日露戦争は、世界の戦史に類稀なるものである・・。この本を読めば、よくわかる。日本海海戦の結末を読み進んでいるときは、年甲斐も無く心躍る気持ちになった。国家とは国民のものである・・、このことをきちんと描き出してくれた作者の慧眼に改めて敬服した。
国家は、国民のためにある。天は、勝つべくして勝つものを勝たしめるという。武力が国力であった時代、正しく自己の力を養いこれを有効に発揮することが出来たのは、日本であった。児玉源太郎、東郷平八郎、秋山好古・真之兄弟・・、学校の歴史の教科書には出て来ないが、多くの日本人が未来を見据えて生きていた時代であった。来年の大河ドラマになることが決まっている。楽しみである。
西郷隆盛の事を、もっと知りたくなった。司馬遼太郎の人物表現が面白いので、「翔ぶが如く」を書店で買い求めた。全10巻の大作である。
西郷が日本人にもっとも好かれるリーダーであり続けるのは、何故か??
大久保利通は、偉大であったらしいが何故か理想のリーダーではなかったというのが歴史の評価である。日本人のメンタリテイーは、絶対的強者を好まない、絶対的権力は暴走することを知っているからだと思う。
今年も下期に入った。タ―ニングボイントか、分水領になるか?何か、この国全体が大きく、変わろとしている息吹を感じる。我々の世代からリーダーが生まれようとしている。理想を追求しつつも、バランスが何よりも大事だと感じさせる政治が実現するかどうか??
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